ブログを10年続けて、僕が考えたこと
倉下忠憲
倉下忠憲 (2015-05-28)
無料
購入:2015年8月29日 0円
読了:-
純粋に面白かった。

ことブログ論に関して言えば、倉下さんと僕の価値観は近いのだと思う。書いているブログその物は全然違う(と僕は思っているし、倉下さんファンもそう思っていると思う。)のだけど。

歌うようにブログを書くというのは、実に倉下さんらしいなと感じた。


私は、届けたいと思います。
私は、変えたいと願います。
私は、歪めたいと欲します。


いつもより張りのある声で、いつもより深く響く声で、いつもより遠くに届く声で、歌を歌う。


伝えたいと思い、伝えるために出来ることをやり、伝えることに喜びを覚える。今日より明日、よりよく伝わるように試行錯誤を繰り返す。

それは努力と言うより実験に近く、情報発信と言うより語りかけに近い。のべつ幕無しにポスティングされるチラシでは無く、私に向けての語りかけなのだ。

2005年から2010年ぐらいのブログは、面白いものばかりでした。RSSリーダーを読み終えるのに時間がかかっていたのを思い出します。


文明開化の日本で解禁された演説に人々が熱中していたように、黎明期を抜けたインターネットで僕らはブログに熱中した。

成功も正解もない、それぞれのブログのカタチ。それは不格好であったかも知れないし、情報収集の効率も良くなかったかも知れない。そもそも、情報収集(書き手は情報発信)が目的だったかすら怪しい。

古き良きブログ・・と懐古主義的な表現をするのは褒められたことではないが、そういう時代があったこと、今は当時と様相が異なっていることは確かだと思う。どちらが良いかは人それぞれの価値判断であるが、僕は自分のブログの方向性については"昔ながら"を選択したいと思っている。