いま世界の哲学者が考えていること
岡本 裕一朗
ダイヤモンド社 (2016-09-09)
ISBN:9784478067024
1,728円
購入:2017年7月1日 1,728円
読了:2017年7月1日
★★★★★
オーディオブックで読了。

最新の哲学動向ってどうなってんのかな?

ぐらいの軽い気持ちで読んだら、いわゆる人生論や観念的な話はほとんどなくって、人工知能、遺伝子工学、格差社会、テロの脅威、フィンテック、宗教対立、環境破壊などなど、様々なトピックスに対して様々な「思想」やそれが与えてきた影響などをダイナミックな文脈で解説してくれる本でした。嬉しい誤算。

本書の素晴らしい点は、クローン人間がなぜ問題視されるのか?なぜ貧困や格差が問題なのか?なぜ人間は地球環境を守らなければいけないのか?と、どこかでタブー視や絶対悪と僕らが思い込んでる事柄に「なぜ?」をぶつけて改めて考えるきっかけを与えてくれるところ。

人それぞれ、立場や主張はあるとして、それを表層上の理解や、思い込みの段階に止めたり、自分の見方にバイアスが掛かっていることに気づかないのは、危険なんだな・・と改めて思いました。

多面的に考えるとか、背景にあることを全部理解して深く考えるとか、そんなに簡単なことじゃなくって、やはり虚心坦懐に自分が知らない事を自覚しながら、知る努力と考える努力を続けるしかないんだなぁっと。気を付けよう。

ということで、本書は結構オススメ。
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