普通の人が老後まで安心して暮らすためのお金の話 (扶桑社新書)
佐藤 治彦
扶桑社 (2015-11-01)
ISBN:9784594073657
842円
購入:2017年8月11日 842円
読了:2017年8月11日
★★★★☆
オーディオブックで読了。
大筋の所では著者の主張に同意できるが、所々に「先のことはどうせわからないんだから」的な記述でうやむやにしている点は正直微妙。

公的年金に関する論は大変参考になった。僕は会社勤めなのであまり考えずに各種公的年金の掛け金を払い続けていたが、それの意義を知ることができたのは大変大きかった。

公的年金の特徴は以下3点

・掛け金+税金で運用されているので、掛け金を払わない=受給資格を失うと消費税などの税金だけが持って行かれる形になる
・長生きリスクがない(生きてる間ずっと受給)
・遺族年金を考えると下手な民間の保険よりも強力

まぁ、今のままの年金制度が維持できるはずがないので、受給年齢の引き上げと受給金額の引き下げは免れ得ないのだろうけど、掛け金払わないともっと割を食う形なのは確か。(ギリシャの様に国家が破綻しかけると年金がゴッソリ無くなる=掛け金が無駄になる可能性もあるんだけど)

ちなみに、最後の方に持ち家論争を熱く語っておられるのだけど、持ち家を持つこと(或いはローンを組むこと)のリスクばかりを沢山並べて、例えば団信については一言も触れないなど、ちょっと偏りがあるなぁという感想。公的年金で遺族年金について述べるのであれば、団信についても無視すべきではないだろうと。

まぁ、そういうことで、お金について色々なものの見方を身に付けたい人は、本著や山崎元さんの本なんかを何冊か読んで、自分なりの"思想"を固められるのがよろしいかと思います。
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